ドブ板通りで4歳の次男は手形レリーフを見つけては大喜びしていました。それなのに、「だれの手形なの?」と質問されてもほとんどわからなかったので(ごめんなさい!)、調べてみることにしました。
横須賀にゆかりのある方々の手形ということなので、横須賀と、子どもでもわかり、話のネタになるようなことを中心に書いてみました。
王貞治
野球に詳しくない私でもわかる、日本を代表する野球選手です。
日本のプロ野球選手の中で、活動期間全部を合わせて一番多い、868本のホームランを打った人(チームは読売ジャイアンツ)です。⇒歴代最高記録(本塁打) 1980年の記録ですが、今でも破られていないそうです。
「努力は必ず報われる」という名言の「言った人」です。AKB48の高橋みなみちゃんが総選挙で「努力は必ず報われると、私、高橋みなみは、人生をもって証明します」と言っていて、私なんかはこちらを思い出してしまいますが、もともとは王貞治氏の名言。
実際には続きがあって「努力は必ず報われる。報われない努力があるとすれば、それはまだ努力とは言えない」なんだそうです。すごい厳しいー! そのくらい努力されたってことですよね。
團 伊玖磨(だん いくま)
童謡「ぞーうさん、ぞーうさん、おーはながながいのね」の「ぞうさん」の作曲者です。他にも、「おつかいありさん」(あーんまりいそいで、こっつんこ、あーりさんとあーりさんがこっつんこ)「カタツムリ」(でーんでん、むーしむし、かーたつむりー)もそう。
作曲家で、43歳のとき(1967昭和42)年に「横浜市歌」、58歳のときに、「合唱と管弦楽のための組曲『横須賀』」を作曲しています。小学校を始めとする学校の校歌もたくさん作曲されているようです。
調べていたら、私は自分が通っていたことのある小学校の(良い歌だったので、今でも覚えている)の名前が。なんとなんと、こちらの團伊玖磨氏が作曲されたものでありました!(゚Д゚;) 急に親しみがわいてしまいました。校歌や自治体歌、社歌も作曲されているようなので、皆さんのご出身校がないか、ぜひ調べてみてください!
團伊玖磨の楽曲一覧
團伊玖磨の楽曲一覧(校歌・自治体歌)
猪熊 功
横須賀出身の柔道の選手。1964年の東京オリンピックで、80キロ級で金メダルを取った方です。もともとオリンピックで、柔道はなかったのですが、東京オリンピックで初めて正式競技として認められました。みんなが注目する中、80キロの猪熊選手が、100キロもある他の選手を次々と倒す姿に、日本中が熱狂したそうです。
柔道漫画「YAWARA!」で、やわらちゃんのおじいちゃん、猪熊滋悟郎のモデルになったそうです。このおじいちゃんが、若い頃とても強い柔道の選手で、孫のやわらちゃんを英才教育したんですよね。
高島 秀武
1942年横須賀生まれ、横須賀高校出身。ニッポン放送に入社された、人気ラジオパーソナリティの方。1990年に退社され、今はフリーアナウンサー。「高島ひでたけのオールナイトニッポン」などの番組を20年間やってとても人気だったのだそうです!
2007(平成19)年に行われた、横須賀市制100周年事業で、横須賀市大使を務めました。
youtubeで、「高嶋ひでたけの イキナリ!ひでチャンネル」があります。
渡辺 真知子
横須賀出身の歌手の方。
「かもめーがとんだー かもめーがとんだー
あなたーは、ひとりで、生きられるのね」で有名な渡辺真知子さんです。レコード大賞も受賞しています。
作詞や作曲も、ご自身でされていて、港や海など、横須賀の景色をイメージしたものも多いそうです。
現在もご活躍中です。「かもめが飛んだ日」の(左)が1978年当時で、(右)が2016年です。年を取って、歌声にも表情にもこんなに深みが出て、素敵です……!
栗原 一登(くりはら かずと)
劇作家・作詞家で、組曲「横須賀」の作詞をされました。有名な女優さん栗原小巻のお父様だそうです。
野島 稔
横須賀市出身の、世界的に有名なピアニストの方。1969年に「第3回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」に第2位になりました。世界でもトップオブザトップのコンクールで、日本人で2位入賞というのは、野島先生が最初とのことです。翌年にアメリカのカーネギーホールでデビューしてから、ニューヨークを中心として、世界中で活躍されたそう。
2006年から、横須賀芸術劇場で「野島稔・よこすかピアノコンクール」をやっていて、野島氏が審査委員長を務めていたそうです。2011年からは東京音楽大学の学長に。2022年にお亡くなりになるまで、務められ、若い人の育成にも力を入れていたそうです。
野島氏がピアノを演奏されているところ
野島氏のことを解説しているyoutube
(欠番)
前田武彦
テレビが始まってから最盛期に活躍した、タレントであり放送作家・司会者の方。
もともと、台本を読み上げるのが一般的だった司会に、フリートークや世間話をしてみんなを楽しませる、というやり方を初めて持ち込み確立した方です。
下の動画は、お亡くなりになる1年前にテレビで対談されたものですが、
「最近のテレビで、タレントが自分で話したことを『今の話はカットしてください!』というのが許せない」
「編集がきくトーク番組なんて好きじゃない」
という旨のことをお話しされています。時代と信念を感じます。
また、笑点の2代目の司会者をされていた方で、笑点のテーマソングの作詞も手掛けられています。
福原 彰
有名なジャズのトランペット奏者。毎年夏に、横須賀芸術劇場で開催されているジャズのイベント「ヨコスカジャズドリーム」にも出演されました。
続きは、これから更新していきたいと思います。お楽しみに!