子育て情報

お小遣いをあげたらどうなるの?~7歳の例

子どもにお小遣いをあげようか、と思案するとき、「お小遣いをあげたらどうなるのか?」と考えることがあると思います。そんな皆さまに向け、我が家の長男(7歳)の様子をご紹介いたします。

ほしがりやの長男

長男(7歳)は、物欲が強く、欲しいおもちゃがたくさんあります。生き物が好きなので、動物や昆虫、魚類の人形やフィギュアが多いです。

1歳半くらいのときに、おもちゃのカタログを見て「〇ちゃんこれがほしーの」と言うようになったのをよく覚えています。そのときは感動しました。「自分の欲しいものがわかるようになったんだぁー!」と。

でもそのときから、物を何でも欲しがってうるさいくらい……。「そんなに欲しいなら自分で作りなさい」と言って、本人は工作やブロックなどでもたくさん作っていますが、それでもやっぱりおもちゃを欲しがります。

お小遣い制を開始

小学2年生(7歳)になって、とうとうお小遣い制を開始しました。

1週間で170円あげています。1ヵ月でいうと680円になります。結構あげているかもしれません。

毎週末におやつを買ってあげていたので、そのおやつの分をお小遣いにするということで170円と決めました。(そのため、お小遣い制を始めてからは長男におやつを買ってあげていません。)

また、毎朝、「洗濯物を集めて洗濯機に入れる→洗剤と柔軟剤を入れる→洗濯機を回す」という「仕事」をやってもらうことを約束しています。

100均でおもちゃを購入

最初は毎週、100均でおもちゃを買っていました。
好きなものを自分で買えるのがうれしくて、毎週100均に行っては、週末はそれで遊ぶ、という感じです。

喧嘩になるからダメといって私が買わなかった、おもちゃの剣を(弟の分と2本)買ってきたりもしました。おこづかいに口を出してはいけない、と本に書いてあったので、黙認していたのですが……

やっぱり兄弟で剣で戦いごっこをして、喧嘩になることが続いたので、「お小遣いで何を買ってもいいけど、武器はだめ!!」とルールを決めてしまいました。

「無駄遣い」

100均で毎週おもちゃを買う時期が続いたのですが、あるとき、私がしびれを切らして「そんなんでいいんですか!?」と長男(7歳)に言ってしまったときがありました。

というのは、100均で買ってきても遊ぶのはその土日だけで、あとは放置されるので、片付けるのが大変だった私がキレてしまったわけです。

「こんな2日間しか遊べないものを買うのは『無駄遣い』っていうんだよ!!
 もっとお金をためて本当にほしいものを買いなよ!!
 本当に欲しいものを買ったら、それで長期間にわたって遊ぶんだよ。
 そういうふうに長く遊んで大事にできるのが、良い買い物じゃんか!!」

 というようなことを言ってしまいました……。

「衝動買い」

長男は、わかって「ちょうど100均で欲しいものもなくなってきたし、貯めて本当に欲しいものを買うことにした」といってくれました。

でも翌週、次男が100均でおもちゃを買ったので、それを見てうらやましくなり、誘惑に負けてまた買ってしまいました。それが2~3週間続きました。


「それって『衝動買い』っていうんだよ。
 本当に欲しいものを買うためにお金を貯めようとしてるのに、
 急に欲しくなった他のものを、すぐに買ったら、あとで絶対後悔するよ。
 そういうもんだから。」

そして長男はその後に、やっぱり後悔して
「やっぱりあのとき100均で買わなければ良かった……
 買わなければ○円溜まったのに、あのとき買ったから減っちゃった」

貯金

今、長男は頑張ってお金をためています。

時々はお菓子を買っているみたいですが、1個30円などの安いものを1つか2つ買うくらいにして、そのほかのお金は貯めているみたいです。

「お小遣いをためてこれを買うんだ!」という欲しいものが、ころころ変わります。
「ころころ変わるから、まだ買わない方が良いんじゃない?」と伝えています。

何を買うのか楽しみです。

まとめ

本には、「お小遣いの使い方に口を出してはいけない」と書いてありましたが、やっぱり少しは考えを伝えたり、教えるということも必要なのかな、と私は思いました。

お小遣いをあげているからこそ、誕生日やクリスマス以外のタイミングで親が余計なおもちゃを買うことがないように気を付けていて、そこが少し大変です。ファーストフードのおまけのおもちゃを始め、買ってあげたいと思うのを我慢するので。祖父母にも買わないように頼んでいます。

でもお金についての教育をしたくてやっています。まだまだ序の口だと思いますが……。

▼こちらの本を参考にして始めました。「子どもにおこづかいをあげよう!」

まだ、こちらの本に書いてあるプログラムを全部はできていないのですが、ゆくゆくはこの考え方で、自分のために必要なものの買い物とお金の管理を任せていくようなことがしたいな、と考えています。